「肩書き」をつくるのに役立つ本 & 情報を紹介します。
1、どんな「肩書き」が必要かわかるフレームワーク
参考:DOとしての肩書き、BEとしての肩書き
参考
DOとしての肩書き、BEとしての肩書きgreenz
元「greenz.jp」編集長の兼松佳宏さんが提唱した「DOの肩書き、BEの肩書き」という考え方です。いちどイベントで対談したことがあるのですが、わたしは以下のように概念を捉えました。
DOの肩書き=じぶんの強み(価値)を最大化する肩書き(視点:相手)
→ビジネスなどで、じぶんの強みを相手にわかりやすく、魅力的に伝えることば
BEの肩書き=じぶんの幸せを最大化する肩書き(視点:じぶん)
→なぜ生きるのか、じぶんはどうありたいのか、人生に意味やストーリーを与えることば
肩書きを考えるのにあたって、何のために「肩書き」が必要なのかを整理することが最重要ポイントです。
そのさいに、肩書きには大きく2種類あると捉えると考えやすくなります。
「肩書きクリニック」でも、肩書きをつくる前に、何のために肩書きをつくりたいのかを丁寧にヒアリングしています。
2、「じぶんの強みを最大化する肩書き」に役立つ本
この本は、企業・サービス・商品の未来をつくることばの技術が書かれた本です。じつはこの技術は、肩書きをつくるさいにも大きく役立ちます。とくにp.204で紹介されている「呼び名を変える」技法は必見です。
ex, カリフォルニア州のデス・ヴァレー国立公園→ただの凸凹した公園を「悪魔のゴルフコース」と価値化
ex, ディズニーランドのアルバイト→「キャスト」として価値化
ex, スターバックス→「サードプレイス」として価値化
ex, 営業→「ビジネスプロデューサー」として価値化
ふだんの肩書きをいちど忘れて、じぶん自身の強みは何なのか。じぶんは何のプロなのか。いま一度考えてみることが、「じぶんの強みを最大化する肩書き」を考えるのに役立ちます。
3、「じぶんの幸せを最大化する肩書き」に役立つ本
参考本:幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない: マインドフルネスから生まれた心理療法ACT入門
ストレスや不安を軽減し、豊かで満ち足りた生活を送るための「心理療法のフレーム」がまとめられている本です。
この技術をひとことで言うなら、「じぶんが心の中で一番大切にしているもの」を発見し、世界を生きるのに値するものに変えるフレームワークです。
考え方から具体的行動まで、とてもわかりやすく整理されているので、変んな自己啓発本を読むよりもオススメです。
4、さいごに
人は一人ひとり、強みも大切にする価値観もちがいます。
その人がその人らしく生きられるのなら、無理に「肩書き」をつける必要も、人生に「意味づけ」を与える必要もないと考えています。
ただ、どんどん社会が変化していくなかで、「じぶんの強みって何だっけ?」「じぶんが大切にする価値観って何だっけ?」がわからなくなっている人も多いなと感じます。
肩書きをつけることが目的ではなく、じぶんの強みや価値観を再発見し、それを「生きるエネルギー」に変えていくことが、本質なのかもしれません。
〜あなたは何者か、ともに考えます〜
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